2012/05/24 Categories:

一体、何日ぶりなんだろう? 一日の休みが取れたのは? 日本を発って3週間がたった。今まで一日も休みがなかった。だけど、まあいいや。とにかく、ウィーンでの念仏、タオ指圧、気心道などのワークショップはやっと前日終わったのだ。

それにしても、本当にいろんなことが重なった今回のウィーンだった。大変なこともたくさんあった。実は、先にその内容について書いたのだが、今消去した。事情が複雑なんで。ただ、下記についてだけは残しておいた。

「ご存知の方もいらっしゃるかも知れないが、われわれ日本人のような、アジア地域(仏教文化圏)の人間には想像もつかないことが世界にはある。その1つが宗教に対する感覚である。

教会に行けばお祈りし、神社では柏手を打ち、お寺では手を合わせる。これらの一連の行為は、僕ら日本人には何でもない当たり前のことだ。

しかし、異端者を弾圧したキリスト教や、偶像崇拝の罰が石打ちの刑だったユダヤ教に、そのような精神構造はない。自分の先祖の宗教だけが最高で、他はダメというような考えは宗教カルマだし、そんなことを今の時代に教えるとしたら、僕はそれは罪深いことだ思う。」

マジメな文化論なぞを、ぶってしまいました。以下は、ただの日記に戻ります。

<“気心道って、なんて楽しいんでしょう!”とアリス。今回の念仏ワークショップでは、深い霊的体験をした。西洋医でもある。>

 <ウィーンの街並>

 <日本アニメをテーマにした「漫画バー」>

来年、タオ指圧国際大会をタイで行うので、大会の協力を仰ぐため、気心道ワークショップの後に、タイ人の女性と結婚した、オリバー(サンガメンバー)の友人に会いに行った。(例えば、会場の紹介や、チャイルドケアのため、子守りの紹介など)

<左上が奥さんで、右上がご主人である>

夜は、オリバーとアリスがJazz クラブに連れて行ってくれた。

ところで、これまで連日やって来たことはサンガのことばかりで、日本でやっていることと基本的には変わらない。

ウィーンに来ても、いつも、タオサンガセンターとホテルとレストランしか行かない。(時間がなくて)だから、どこかへ行ったという感じは全然なかった。この夜は、はじめて、どこかへ来たという感じがした。3人で飲みながら、二軒もハシゴしてしまった。感謝!である。

やっと来た休日。午前中は少し眠り、午後いっぱいは洗濯に当てた。さんざん探しまわって、コインランドリーにたどり着く。

どうやったらいいか、わからないので、インド人らしき中年の男性に、いろいろ親切に教えてもらいながらやった。アジアの同朋よ! ありがとう! ところで、洗剤は無料だそうだ。

哲学者のような風貌のインド人らしきおじさんは、荘厳な雰囲気で、黙々と洗濯に励んでいた。きっと故国では、こんなことしないのであろう。背中の哀愁がまた良かったぜい。

翌日は、オーストリア仏教協会の人やら、韓国の坊さんやら、ネパール人とで会う。タオサンガセンターで、展覧会や講演会をするとのこと。

法華経と日蓮上人について話し合った。ネパール人は鈴木大拙博士の書を持っていると言っていた。またエリザベスという仏教協会のオーストリア人女性が、かつて藤井日達上人と日本を旅しました、と言っていたのが興味深かった。

オランダに発つ前日まで、なかなか忙しい。アムステルダムのワークショップの内容も考えなければ、、、、、。

ウィーンでは大変だったと書いたが、実を言うと、多くの人が念仏ワークショップで深い霊的体験をし始めたので、結論を言えば、「いやー良かった、良かった」。